前回のブログで四谷大塚やSAPIXの組分けテストについて触れました。
偏差値50超えになるには、記述問題は必ず答えておきたいとお伝えしました。
でも、言うは易しだと思いますよね。
実際、長文読解が苦手で苦しんでいるお子さんは多いので、長文への向き合い方を説明いたします。
読解力は時間がかかる
中学受験では難関校で8000字以上の問題文を読みます。
当然読むスピードも大切で、同じくらい『正確に読むこと=理解すること』も大切です。この2つ合わせて読解力となり、読解力があるから要約記述も書けるわけですね。選択問題も、読解できていれば選択肢に惑わされる時間が短縮できます。
では読解力はどうやったら身に付くかというと、訓練です。もともと読解力がある子には必要ない訓練なので、親御さんには点数に対して即効性がないように思えて、後回しにしたい気持ちになるかもしれません。そんなことより手っ取り早く点数が上がる方法を、とお考えになるのは当然の親心です。
が、読解力は副詞や接続詞を覚えたり、といったことより時間がかかるので1日でも早く始めた方がいいのです。できれば受験の1,2年前から逆算して取り組むと、国語は必ず得点源になります。本番前には他の教科に時間を掛けることができ、志望校合格という本来の目的に近づきます。
組分けテストの点数も大いに気になりますが、逆にそこで国語が壊滅的であれば
「これは先に何とかしておかないと」と行動に移していただきたいと考えます。
文章の種類
では、具体的に見ていきましょう。
まず、出題される文章は大きく分けて2種類あります。説明文や解説文といった、事実を淡々と記述している文章。もう一つは物語文。こちらは主人公や周囲の方々の感情やその原因となった出来事について書かれています。
分解
文章に種類があることが分かりました。
では、次に何をするかというと、分解です。
何のことやら?とお思いでしたら、洗濯物を片付ける場面を想像してください。
タオル、肌着、靴下と分けますよね。同じことを問題文に行います。
説明文であれば、具体例とまとめ、具体例を分解すると同じ例が続く列挙や異なる例をあげる比較。まとめは筆者の問いかけとその答え。
物語文であれば、登場人物。場所や時間。起こった出来事。登場人物の心情。
これらをどんどん問題文の中から見つけて、線を引くなり囲むなり、自分の分かりやすい方法で分類します。
要素を整理整頓すれば思考もまとまる
分類した項目を整理しましょう。
説明文はここで具体例、問いかけと仕訳しても良いです。まずはまとまった文章に分解し、ここで整理するという流れですね。
物語文では出来事が起こり、心情は変化します。その前後の心情を分類。場所や時間が移動したら、同じ場所や続く時間をつなげていって、その物語の構造が目に見えるようどんどん書き込む!
大人が読んでも首を捻るような文章に、子供さんは立ち向かっているのです。わかりやすく要素を整理整頓して、思考の迷路から抜け出しましょう!