皆さまはファイナンシャルプランナー(以下FP)とお話をされたことはありますか?

保険商品や資産運用商品の販売の場でしたら、担当者がFP資格をお持ちだったこともあったのではないでしょうか。一方、そのような場ではなく、あくまで相談の場として(商品の検討や販売を抜きにして)FPとお話したことがある方は、日本ではまだまだ多くはありません。

教育資金と晩婚化

FP発祥の地アメリカでは、FPはかかりつけ医のような存在です。弁護士もアメリカでは同様に身近な存在ですが、日本ではどちらも日常生活とは少し離れた存在ですね。

このブログで特にFPについてお話ししたかったのは、受験や塾に対してどの程度お金が必要なのか、どの程度お金をかけるのが正解なのか、戸惑い迷っているお母様方とお話しする機会が多かったのが1点。

もう1点は、50歳になる年を記念して行われた同窓会でのこと。同じ50歳のお父さんでも下の子が18歳の方と、下の子が4歳の方がいたからです。FPとして保険見直しと老後のマネープラン相談を主に受けていた私は、思わず後者の同級生の老後について計算しそうになりました。前者の同級生は結婚が早いほうで、20代でお子様にも恵まれていました。年齢だけでは括れないのですが、やはり子供の独立が早いほうが老後の金銭的な余裕は生まれやすい傾向にあります。(あくまで計算上であることもお含みおきください。)

2021年の初婚年齢は男性31.0歳、女性29.5歳。第1子出生時の母親の平均年齢は30.9歳です。※(厚生労働省 令和3年人口動態統計より)

どんなに理想は早い結婚、早い出産であったとしても、現実にはどちらも年々遅くなっているのです。当然、子供が就学する時の親の年齢もあがります。するとどうなるか?若いご夫婦であれば、まだ社会人経験も浅く、手取りも余り潤沢ではないかもしれません。しかし晩婚のお子さんで、かつ共働きであれば資金力があり、子供の教育に相当のお金をかけることができる。つまり天井知らずになってしまうのです。

もちろん、それは愛情の一つの表れであり、何ら責められることはありません。ただ子供が大きくなったとき、自分の両親にはゆとりある暮らしをしてほしいと思う。これもまた愛情なのです。

教育資金だけではない

教育資金が潤沢であったら幸福か、それとも不幸か、という簡単なお話ではないのです。親と子供の最適解を探すことー言うことは簡単で申し訳ないのですが、これが一番大切だと思っています。沢山の要素の一つに、金銭的な問題があります。学力問題を塾で解決するのであれば、金銭的な問題も専門家の意見を参考にすることが近道ではないでしょうか?

加えて、金銭的な問題は上述のように、家庭状況に応じて全く違う様相を呈してしまいます。いろんな情報が溢れているなかで、迷子になってしまう方のなんと多いことか。FP業務に携わるものとして、力不足を感じずにはいられません。

日本ではお金の話をすることは歓迎されない風潮がありますが、一度試しと思ってFP相談を受けてみてはいかがでしょうか。教育資金だけが家庭の問題ではないはずです。総合的に見たときに、ご家庭なりの解決策が見えてくることもきっとあります。ぜひ、前向きな気持ちを持っていただければと願います。

次回に日本FP協会が行っている無料相談や、どのような悩みが相談されているかをご紹介したいと思います。